【職人向け】店舗なしでもOK!PayPayのQRコード決済を導入する手順と審査対策

個人宅の小工事、水回りのトラブル対応、エアコンの入れ替え、内装の部分補修…。現場が増えるほど、こんな悩みも増えてきませんか?

  • 現金払いと請求書がごちゃ混ぜで、管理が大変
  • 少額工事でも請求書を作るのが正直めんどう
  • 「PayPay使えますか?」と聞かれる回数が増えた

この記事では、そんな現場職人・一人親方向けに、PayPayのQRコード決済を導入する流れを「申し込み〜現場デビュー」まで一気に解説します。

「職人がPayPayを現場で使うと何がどう楽になるのか?」という全体像は、
こちらの記事でまとめています。

▶︎ 【職人向け】キャッシュレス化の第一歩:PayPayのQR決済から導入しよう

今回は「店舗を構えずに個人宅を回る職人・個人事業」という前提で、審査のポイントや写真の撮り方も含めて、現場目線でまとめました。

この記事を読むと分かること

  • 職人・一人親方がPayPayに申し込むときの「準備物」
  • 店舗がなくても審査に通りやすくする写真の撮り方
  • QRコードが届いてから現場で決済するまでの具体的な流れ
  • 間違えて決済したときの「返金(キャンセル)」のやり方

まずは「QRコード決済だけ」導入してみて、慣れてきたらクレジットカードや他のキャッシュレスに広げていくイメージです。

※ 本記事は、執筆時点(2025年12月)での公式情報および実際の運用状況をもとにまとめています。

目次

1. 申し込み前に準備しておくもの

まずは、申し込みフォームを開く前に、次の5つを手元に揃えておきましょう。

① 必要なものチェックリスト

  • スマホまたはタブレット(普段使っているものでOK)
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • 開業届または確定申告書の控え(個人事業主としての実態を示せる書類)
  • 仕事の実態が分かる写真
    (作業車・工具・資材置き場・現場作業の様子など)
  • 売上入金用の銀行口座

ポイント:書類は「あるものを最大限使う」イメージでOK

開業届がベストですが、「確定申告書Bの控え」「納税証明書」など、事業をしていることが分かる書類でも対応できるケースがあります。いずれにしても、手元にある事業関連の書類は一式まとめておくと安心です。

(必要書類は変更される場合があります。最新情報はPayPay公式の案内を確認してください。)

② 銀行口座はどうする?

売上金の振込先としては、どの銀行でも登録できますが、キャッシュフローを考えると「ネット銀行+月1回の自動振込」が扱いやすいです。

PayPayの売上金は、月1回の自動振込であれば、金融機関を問わず振込手数料0円です(当月末締め・翌月入金)。
設定した金額になったら自動で入金される【早期振込サービス(自動)】や必要になった任意のタイミングで申請できる【早期振込サービス(都度)】など、様々な振込みスタイルに対応しているため日々の振込を心配する必要はありません。

主な売上金の入金方法PayPay銀行その他の銀行ゆうちょ銀行
月初自動振込月末締・翌月1日
利用料・手数料無料
月末締・翌々営業日
利用料・手数料無料
月末締・4営業日後
利用料・手数料無料
早期振込サービス(都度)申請後 翌日
利用料0.38%
手数料20円
申請後 翌々営業日
利用料0.38%
手数料200
申請後 4営業日後
利用料0.38%
手数料200
早期振込サービス(自動)
設定金額 1〜100,000円
設定超過後 翌日
利用料0.38%
手数料20円
設定超過後 翌々営業日
利用料0.38%
手数料200
設定超過後 4営業日後利用料0.38%
手数料200

※すべて消費税別

振込先にPayPay銀行を選ぶメリット

  • 早期振込サービスを使うとき、他行より振込手数料が安くなる
  • 入金日が他の金融機関より早く振り込まれる【基本翌日】
  • 同じアプリ上で残高確認や振替が完結しやすく、資金管理がしやすい

💡日々の材料仕入れや外注費の支払いで「できるだけ早く現金化したい」職人にとっては、PayPay銀行をメイン口座の候補にしておくと、資金繰りがラクになります。

※ 振込サイクルや振込手数料、早期振込サービスの条件は変更される場合があります。必ずPayPay公式サイト【加盟店様向けヘルプ】などでの最新情報の確認してください。

2. 職人・一人親方がPayPayに申し込む流れ

ここからは、実際の申し込み〜審査までの流れを、ステップごとに見ていきます。

① 仮登録(メールアドレスの登録)

  1. PayPay公式の「加盟店申し込みページ」にアクセス
  2. メールアドレスや基本情報を入力して送信

ここまでは1〜2分で終わります。あとから届くメール内のURLから本登録に進むイメージです。

② 本登録(事業情報の入力)

メールのURLから本登録画面に進むと、事業の情報を入力する画面になります。

  • 屋号(◯◯工務店、△△設備、個人名でもOK)
  • 業種(電気工事業、水道設備工事、内装仕上げ工事など)
  • 主なサービス内容(エアコン設置、水漏れ修理、クロス張り替え…など)
  • 販売形態(「出張・訪問サービス」「屋外・イベント」など現場仕事に近い選択肢)
  • 振込先口座の情報

難しく考えず、「元請けやお客さんに名乗っている内容」をそのまま使うイメージでOKです。

プライバシーの補足
自宅住所を事務所所在地として登録する場合、店舗情報の地図表示設定によってはアプリ上の地図に自宅が表示されることがあります。心配な場合は、PayPay for Businessの店舗情報設定から「地図の公開をオフ」にしておきましょう。

3. 「店舗がない」職人のための審査対策(写真の撮り方)

職人・一人親方が一番困りやすいのが、「店舗の外観・内観写真」です。

PayPay側が確認したいのは、「ちゃんと実在する事業かどうか」です。なので、店舗らしい建物がなくても、仕事の実態が分かる写真を用意すれば問題ありません。

① 外観写真の代わりになるもの

  • 屋号ステッカーやマグネットが貼られた作業車の写真
  • 自宅兼事務所の玄関やポストに屋号を貼って撮影した写真

② 内観写真の代わりになるもの

  • 工具が並んでいる工具棚や作業台
  • 資材が置いてある倉庫の一角
  • 実際に作業をしている様子(顔は映っていなくてもOK)

生活感のあるリビングなどは避け、「仕事場・仕事道具」がメインで写るように意識すると通りやすくなります。

4. 審査通過後〜QRコードが届いてからやること

審査に通ると、数日〜1週間ほどでQRコードキットが届きます。ここからは「現場で困らないための準備」です。

① QRコードの「置き場所」と持ち歩き方

レジがない職人の場合、次のような置き方・持ち歩き方が現実的です。

  • 作業車のダッシュボードにセットしておき、精算時に持ち出す
  • 見積書や契約書を挟むバインダーに一緒に挟んでおく
  • QRコードを縮小コピーして、スマホケースに入れておく

「どこにしまったっけ?」と探す時間が一番ストレスなので、必ず「定位置」を決めておくのがおすすめです。

② 初回は必ず「テスト決済」と「返金」を試しておく

いきなりお客様相手に本番は不安なので、家族や自分の別アカウントを使って、1円〜10円程度のテスト決済をしておきましょう。

その際に、万が一金額を間違えたときの「返金(キャンセル)」も合わせて確認しておくと安心です。

間違えて決済したときの返金手順(例)

  1. 加盟店用アプリ(PayPay for Business)にログインする
  2. メニューから「取引履歴」を開き、該当の取引を選ぶ
  3. 「返金する」またはそれに相当するボタンを押して確定する

実際の画面表示は変わることがありますが、基本的な流れは同じです。
「間違えてもすぐ取り消せる」と知っておくだけで、現場での緊張感がかなり減ります。

5. QRコード決済 現場デビュー:お客様への声かけと注意点

いよいよ現場デビューです。精算時にどう案内するか、あらかじめ「決まり文句」を用意しておくとスムーズです。

① お客様への案内の例

「お支払いは、現金でもPayPayでも大丈夫です。PayPayでしたら、こちらのQRコードを読み取って金額を入力してください。」

電波が不安な現場では、こんな一言を添えておくと安心です。

「このあたり少し電波が弱いので、もしPayPayであれば玄関先か外での決済をお願いしてもいいですか?」

② よくあるトラブルと対処イメージ

  • お客様がPayPayを使ったことがない場合
    → アプリのダウンロードやチャージが必要になるため、その場での案内は最低限にして、現金との「どちらか選べる」スタイルを基本にする。
  • 電波が悪く決済できない場合
    → 建物の外や窓際に移動して再チャレンジ。それでも難しければ、その日は現金・後日振り込みなど柔軟に対応。

あくまでも「現金 or PayPay、どちらでもOKです」というスタンスを取っておくと、お客様も安心して選べます。

6. まとめ:まずは「PayPayだけ」導入して現場完結を目指す

職人・一人親方にとって、PayPayのQRコード決済を導入する一番のメリットは、「工事が終わった瞬間に売上も完了する」という点です。

  • 少額の工事でも請求書を作らずに、その場で完結できる
  • 現金不足やお釣りのやり取りによるモタつきが減る
  • 売上の回収漏れや入金遅れのストレスを減らせる

初期費用も固定費もかからず、やめたくなったら使わなければいいだけなので、「まずは登録だけしておく」という感覚でも十分アリです。

👇次の記事では、「PayPay決済と領収書・インボイスをどう考えるか」について、職人目線で整理していきます。

【職人向け】PayPay決済の領収書・インボイス完全ガイド|現場で迷わない実務対応

より詳しい税務の判断が必要な場合は、顧問税理士や税務署、公式情報も参考にしつつ、自分の事業規模に合ったやり方を選んでいきましょう。

今後も、PayPay決済などのキャッシュレス導入のメリットや実務の改善についても触れていく予定です。

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