無料の請求書ソフトはこの2つ|Misocaとfreee請求書を職人目線で比較

こんにちは、ゆうペイです!

日中は現場、請求書づくりは夜9時から。
Excelのひな型を開いて、単価を打って、電卓で検算して、印刷して封筒に入れて…気づけば日付が変わっている。
そんな夜、毎月ありませんか?

調べてみると「請求書ソフトは無料で使える」という話をよく見かけます。
でも種類が多くて、「結局どれなら無料で済むの?」「無料って言っても、どうせ途中で課金でしょ?」と疑いたくなりますよね。

ゆうペイ

実は、一人親方の請求書なら無料のままで十分なケースが多いんですよ。
分かれ目は「月に何通出すか」、ただそれだけなんです。

☝️結論から言うと、無料で本格的に使える請求書ソフトは実質2つ。
Misoca(みそか・月10通まで無料)freee請求書(枚数無制限で無料)です。
月10通以内ならMisoca、通数が読めないならfreee請求書。
便利ツールが増えている昨今、手書き・Excelのまま続ける方が、実はいちばんリスクが高い時代になっています。

この記事では、手書きやExcelで請求書を作っている職人・一人親方の方向けに、

  • 手書き・Excel運用に潜む3つのリスク(インボイス時代の落とし穴)
  • 無料で使える請求書ソフト2つの正直な比較
  • 「月何通までなら無料で十分か」の分かれ目
  • 無料枠を使い切らない、PayPay受け取りとの合わせ技

☝️なお、請求書に「何を書くか」(9項目の書き方)は請求書の書き方の記事で解説済みです。この記事は「何で作るか」のツール選び編。夜の事務作業を今月で終わりにしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

手書き・Excelの請求書はもう限界?|インボイス時代の3つのリスク

最初にはっきり言います。手書きやExcelの請求書は、いまも法的に有効です。
決まった様式があるわけではないので、「手書きだから無効」なんてことはありません。

ただ、「有効」と「安全」は別の話。
インボイス制度と電子帳簿保存法が始まってから、手作業の請求書には3つのリスクが潜むようになりました。

⚠️ リスク① 転記ミス
インボイスの登録番号はT+13桁。手入力だと1桁違いが起きやすく、間違うと元請けから差し戻しに
⚠️ リスク② 控えの保存
メールでPDFを送るなら、その控えは電子データのまま保存が義務(2024年1月から)。Excel+メール運用はここが手薄になりがち
⚠️ リスク③ 7年保存
適格請求書の写しは原則7年保存。紙とExcelファイルが混ざった状態で7年管理しきれるか…

特に怖いのがリスク①です。
登録番号などの記載に誤りがあると、元請け側は仕入税額控除(払った消費税を差し引く処理)が受けられません。
しかも元請けが勝手に直すことはできない決まりなので、番号が1桁違うだけで「作り直して再提出」の差し戻しになるわけです。

夜中にやっと作った請求書が差し戻し…それで入金まで遅れるのは、きついなぁ。

請求書ソフトを使うと、登録番号・税率の区分・端数処理といったインボイスの決まりごとは型に沿って自動で入り、控えの保存もデータのまま勝手に残ります。
つまり、この3つのリスクをまとめて大きく減らせる。
「手書きをやめる」のは手抜きではなく、差し戻しと保存漏れを防ぐ実務対策なんです。

※制度の根拠:国税庁「適格請求書等保存方式(タックスアンサーNo.6498)」。電子データ保存の義務の詳細は電帳法対応の記事でやさしく解説しています。

無料で使える請求書ソフトは実質2つ|Misocaとfreee請求書

「請求書ソフト 無料」で検索するとたくさん出てきますが、ずっと無料で本格的に使えるものに絞ると、候補は実質2つです。

  • Misoca(みそか)
    :会計ソフト大手・弥生グループのクラウド請求書サービス。請求書は月10通まで無料、見積書・納品書は何枚でも無料
  • freee請求書
    :freeeの無料帳票サービス。発行枚数の制限なしで、見積書・納品書など40種類以上のテンプレートが使える

ここでひとつ豆知識。「Misocaと弥生はどっちがいいの?」という比較を見かけますが、Misocaは弥生株式会社のサービスなので、その比較は実は成り立ちません。
弥生には「やよいの見積・納品・請求書」というパソコンにインストールする買い切りソフト(5,500円+税〜・Windows専用)もありますが、Macでは使えないため、いまから選ぶならクラウドの2つが主戦場です。

2つとも無料なら、何が違うの?
どっちを選べばいいのか基準が知りたいな。

Misocaとfreee請求書を比較|「月10通の壁」と機能の違い

2つの違いを表にまとめました。

Misocafreee請求書
無料で出せる請求書月10通まで制限なし
見積書・納品書無制限で無料無料(40種類以上のテンプレート)
インボイス・電帳法対応対応
スマホアプリあり(iPhone/Android)あり(請求書アプリ・ブラウザ)
郵送代行あり(1通210円+税)あり(有料プラン側の機能)
相性のいい会計ソフト弥生シリーズ(freee・マネーフォワード連携も可)freee会計
有料プランプラン15:年8,800円+税(月あたり733円+税)―(会計機能はfreee会計側で有料)

大きな違いは2つです。

① 通数の上限:Misocaは月10通まで、freee請求書は無制限。
② 機能の方向性:Misocaは「請求書まわりを1つで完結させる」専門ツールで、毎月同じ請求書の自動作成や郵送代行まで揃っています。freee請求書は「freee会計につなげる入口」という色が濃いツール。何枚出しても無料な代わりに、入金の消し込み(振り込まれたかの自動チェック)まで自動化するなら有料のfreee会計とセットで使う前提の作りなんです。請求書の発行だけなら無制限・無料で割り切れる、というわけですね。

💡 すでにfreee会計を使っているなら話は早い

確定申告をfreee会計でやっている方は、freee請求書を選べば売上データがそのまま帳簿につながります。
freee会計をまだ使っていない方は、freee会計の完全ガイドもあわせてどうぞ。

分かれ目は「月に何通出すか」|無料で十分な職人・課金すべき職人

では自分はどっちを選べばいいのか。
判断基準は「月に請求書を何通出すか」、これ1つだけです。
先月の請求書の枚数を思い出しながら、下の図で自分の位置を確認してみてください。

📮 月の請求書の通数で決める早見ゲージ

見積書・納品書はカウントしなくてOK(Misocaでも無制限・無料のため)。数えるのは請求書だけです。

月1〜10通
Misoca無料プランで完結(0円のまま)
月11通以上
Misocaプラン15(年8,800円=月あたり733円+税・15通まで)。16通を超える月は1通70円+税で追加できる
通数が読めない
freee請求書(無制限・無料)が保険になる

※料金は2026年6月時点の公式表記(税抜)。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。

元請け2〜3社+個人宅の仕事が数件、という典型的な一人親方なら、月10通に収まる方も少なくありません。
つまり多くの職人さんは、0円のまま「夜のExcel作業」から卒業できる可能性が高い、ということです。

⚠️ 正直に書いておく注意点

無料には無料なりの割り切りもあります。

  • 紙で郵送したい元請けがいる場合 → Misocaは郵送代行(1通210円+税)が使えます。freee請求書の郵送代行は有料プラン側の機能なので、無料のままなら自分で印刷・投函する形。どちらにせよ手間かコストはゼロにはなりません
  • 元請けの指定様式・出来高調書付き → ツールのテンプレートで対応しきれないことがある。その元請けだけ従来通りでOK
  • 「登録だけ」では意味がない → 実際に1通作って送るところまで試して、合うかどうか判断するのがおすすめ

夜9時にExcelと電卓で格闘する月末が消える。Misocaは月10通まではずっと無料で、見積書・納品書は枚数無制限。フォームに沿って入力するだけなので、まず1通、いつもの請求書を作ってみて肌に合うか確かめてみてください。

※いまは年契約プランが初年度無料になるキャンペーンも実施中です(期間限定・申込期限は公式でご確認ください)。条件の詳細は無料で使える クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)の公式ページでご確認ください。

無料枠10通を温存するコツ|小口の代金はPayPay受け取りで請求書レスに

ここからは、このブログらしい合わせ技の話。
請求書の通数を減らせば、無料枠はもっと余裕になります。

個人宅の小さな修理や急な追加工事。
数千円〜数万円の代金のために請求書を切って、振込を待って、入金を確認して…は、正直手間に合いません。
こういう小口の代金はその場でPayPay受け取り+必要なら領収書を渡す方式にすると、請求書そのものが不要になります。

つまり、月10通の無料枠は元請け向けの「ちゃんとした請求書」に温存し、小口は現場で回収を終わらせる
発行はツールで自動化、回収はキャッシュレスで前倒し。この2つを揃えると、お金まわりの事務が一気に軽くなります。

💡 PayPay受け取りまわりの実務はこちら

PayPayで受け取ったときの領収書の出し方はPayPay払いの領収書の記事、まだPayPayを導入していない方は月0円でできるQR決済の導入手順からどうぞ。

なお、それでも代金が振り込まれない…という未払いトラブルの対処は工事代金の回収方法の記事にまとめています。請求書を正しく出すことは、未払い対策の第一歩でもあります。

まとめ|「月10通以内ならMisoca、読めないならfreee請求書」

最後に要点を整理します。

  • 手書き・Excelは有効だが、転記ミス差し戻し・控えの電子保存・7年保存の3リスクが残る
  • ずっと無料で本格的に使えるのはMisocaとfreee請求書の実質2つ
  • 分かれ目は月の請求書の通数。10通以内ならMisoca無料プランで完結
  • 小口の代金はPayPay受け取りにすれば、無料枠はさらに余裕に

このままExcelで続ければ、来月も夜9時から電卓と封筒の作業が待っています。
逆にいま無料プランで1通作ってみれば、来月の請求日は「フォームに入力して送信ボタン」で終わっている。
その差を作るのは、今夜の10分だけです。

請求書の前で30分悩む夜が消える。月10通までは無料プランのまま使い続けられるので、合わなければそこでやめればOKです。

ここまで読んでくださった方は、「出す書類」と「受け取るお金」の流れをまとめて整えたいタイミングだと思います。
下の3記事を順に読めば、見積→請求→回収という現場のお金の流れが一本につながります。

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