キャッシュレス決済の入金サイクル比較|翌日と約2か月の差は組み合わせ次第

キャッシュレス決済の入金サイクル比較のアイキャッチ。同じ売上10万円が翌日か2か月後か、サービスと振込口座の組み合わせで決まることを示すイラスト

こんにちは、ゆうペイです!

現金で受け取っていた頃は、お客さんに払ってもらったお金を、その足で材料屋さんへの支払いに回せました。
ところがキャッシュレスにした途端、「このお金、いつ口座に入るんだ?」という新しい心配が生まれます。

この記事では、お客さんからの代金をキャッシュレスで受け取る側=現場の職人・個人事業主の目線で、決済サービスごとの「売上が口座に入るまでの日数」を比べます。
ネットショップの売上の入金は仕組みが別物なので、ここでは扱いません。

入金なんてどのサービスでも似たようなものだと思っていませんか?
実は同じ10万円の売上でも、翌日に入る組み合わせと、2か月近く待つ組み合わせがあるんです。

☝️結論から言うと、入金サイクル(売上が口座に入るまでの日数)は「どのサービスか」だけでは決まりません。サービスと振込口座の組み合わせで決まります。最速の組み合わせなら翌日、知らずに選ぶと最長で約2か月待ちです。

この記事では、キャッシュレス導入を考えている職人・個人事業主向けに、

  • 主要6社の入金サイクル比較早見表(最悪ケースの待ち日数つき)
  • 材料代の支払日から逆算する、失敗しない選び方
  • 入金を早める方法と、その手数料の実額

☝️これらを現場目線でお伝えします。「売上はあるのに、口座にお金がない」という月を作りたくない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

【早見表】キャッシュレス決済6社の入金サイクル比較

まず結論の表からです。
条件をそろえるため、「月の1日にお客さんに払ってもらった売上が、いちばん遅い場合いつ口座に入るか」を待ち日数の目安として並べました。

幅があるのは、同じサービスでも振込先の銀行や設定しだいで待ち日数が変わるからです。

サービス標準の入金サイクル振込手数料待ち日数の目安ゆうちょ銀行
Squareみずほ・三井住友=翌営業日
その他=水曜締め・同じ週の金曜
無料1日〜約9日○ 使える
楽天ペイ楽天銀行=翌日自動(土日祝も)
その他=入金依頼から3日後など
楽天銀行=無料
その他=300円(税抜)/回
1日〜数日
(月1回設定を選ぶと約2か月)
−(公式に明記なし)
STORES決済手動(初期設定)=振込依頼から1〜2営業日
自動=月末締め・翌月20日
手動は10万円未満のみ200円(税込)
自動=無料
2日〜約50日○ 使える
エアペイみずほ・三菱UFJ・三井住友=月6回
その他=月3回
⚠️QRコード決済の分だけ月末締め・翌月末の月1回
無料(全行)約1〜3週間
QR決済の分は最長約2か月
× 使えない
PayCAS Mobile月2回
(15日締め→当月末/月末締め→翌月15日)
無料約1か月(約29日)−(公式に明記なし)
PayPay月1回(月末締め)
PayPay銀行=翌日/その他=翌々営業日/ゆうちょ=4営業日後
無料(通常入金)約1か月
(早期振込なら好きなタイミングで受け取り可)
○(4営業日後)

※表のサービス名から各社の公式ページに移動できます。
※待ち日数は「月の1日に決済した場合」の目安です。営業日や月の日数で前後します。

同じキャッシュレスなのに、翌日と約2か月!?
そんなに差があるなんて知らなかった・・・。

入金サイクルとは?締め日と振込日の2つで決まる仕組み

入金サイクルとは、売上をまとめる区切りの日(締め日)と、その分が口座に振り込まれる日(振込日)のセットのことです。

現金と違って、キャッシュレスの売上はいったん決済会社が預かります。
だから「締めてから振り込む」という待ち時間が必ず入るんです。

📅 売上が口座に入るまでの流れ(PayPayの通常入金の例)
① 決済日
6月10日
お客さんが1万円を支払う
② 締め日
6月30日
1か月分の売上を集計
③ 振込日
7月1日ごろ
口座に着金(銀行で変動)
※締め日の回数が多いサービスほど、売上が口座に入るテンポが速くなります。

図の例では、6月10日の売上が口座に入るのは7月1日ごろです。
その間に材料代の支払日が来ても、この売上はまだ使えません。「売上はあるのに通帳にお金がない」は、このズレから生まれます。

締め日が月6回や週1回のサービスは、売上が口座に入るテンポが速くなります。
逆に月1回締めのサービスだと、月初の売上ほど長く待つことになります。

なお、導入直後の初回入金は、審査や口座確認の状況によって通常より時間がかかる場合があります。
初月だけは現金のつもりで資金を組んでおくと安全です。

現金の手渡しはその場で終わり、キャッシュレスは決済会社を経由して口座に入るまで待ち時間があることを示す対比イラスト

サービス別の入金日と注意点|くわしくは各解説記事へ

ここからはサービスごとの要点です。
手数料や端末の話はそれぞれの解説記事に任せて、ここでは「入金」に絞ってお伝えします。

Squareの入金はいつ?|みずほ・三井住友なら翌営業日

振込先がみずほ銀行か三井住友銀行なら、決済日の翌営業日に入金されます。
それ以外の銀行は毎週水曜締めで、同じ週の金曜にまとめて振込(週1回)です。

振込手数料は無料です。
ゆうちょ銀行も振込先に登録できます。

👉 手数料や端末代も含めた全体像はSquareの手数料の解説記事で詳しく書いています。

月末に通帳とにらめっこして、材料屋さんに支払いを待ってもらう。
あの気まずさは、入金が翌営業日になるだけでほぼ消えます。
アカウント作成は無料なので、口座の組み合わせだけ確かめて始められます。

👉 Squareの無料アカウント作成はこちら(公式サイト)

楽天ペイの入金はいつ?|楽天銀行なら土日祝も翌日

振込先を楽天銀行にすると、翌日自動入金を選べます(土日祝も含む・振込手数料無料)。
それ以外の銀行は「入金依頼をしてから3日後」「3日後の自動入金」「月1回」「月2回」から選ぶ形です。
楽天銀行以外の場合は、どれを選んでも振込のたびに300円(税抜)の手数料がかかります。

注意点は、振込予定の金額が振込手数料より小さいと入金されないことです。
楽天銀行の口座を持っているかどうかで使い勝手が大きく変わるサービスです。

STORES決済の入金はいつ?|「手動」が初期設定なのを知らないと入金されない

STORES決済の初期設定は手動入金です。
つまり、自分で振込依頼をするまで入金されません

振込依頼をすれば1〜2営業日で入金されます(依頼は1,000円以上から)。
手数料は10万円以上なら無料、10万円未満は200円(税込)です。
自動入金に切り替えると「月末締め・翌月20日払い」になり、手数料は金額にかかわらず無料になります。

👉 手動と自動の使い分けはSTORES決済の解説記事で詳しく書いています。

エアペイの入金日は?|一部の銀行なら月6回・QRコード決済の分は月1回

カードや電子マネーの売上は、みずほ・三菱UFJ・三井住友なら月6回、それ以外の銀行は月3回の振込です。
振込手数料はどの銀行でも無料ですが、ゆうちょ銀行は振込先に使えません。

⚠️ 「QRコード決済の分だけ入金が遅い」に注意

エアペイでPayPayなどのQRコード決済を受け付ける「Airペイ QR」の売上は、カード分とは別枠です。
公式のよくある質問に「月末締めの翌月最終営業日の1回払いのみ」と明記されています。

つまり月初にお客さんがQRで払った分は、口座に入るまで最長で約2か月です。
カードの分が月6回入っていても、QRの分だけ遅れて届きます。「思ったより入金が少ない」と感じたら、まずこの別枠を疑ってください。

👉 エアペイ本体の手数料や条件はエアペイの手数料の解説記事へどうぞ。

PayCAS Mobileの入金はいつ?|月2回・手数料無料

PayCAS Mobileは、お客さんのカード払いもQRコード決済も1台で受け付けられる、持ち運び型の決済端末です(PayPayの公式端末)。
入金は月2回です。1日〜15日の売上は当月末に、16日〜月末の売上は翌月15日に入ります。
振込手数料は無料で、入金日が固定なので予定が読みやすいのが特長です。

ひとつ補足すると、売上が少なくて月額料金を売上から差し引けない月は、請求書での支払いに切り替わります。
そのときの振込にかかる手数料は自分持ちです。

👉 端末の評判や解約条件まで含めた話はPayCAS Mobileの解説記事で正直に書いています。

PayPayの入金はいつ?|標準は月1回・口座と早期振込で変えられる

PayPayと直接契約してQRコード決済を受け付ける場合は、月末締めの月1回入金が標準です。
振込先がPayPay銀行なら締めの翌日、その他の銀行は翌々営業日、ゆうちょ銀行は4営業日後です。通常入金の振込手数料は0円です。

「月1回では困る」という方には、手数料を払って好きなタイミングで受け取る早期振込サービスがあります(あとで実額を計算します)。

👉 締め日・銀行別の入金日を日付で確かめたい方は、入金日シミュレーターつきのPayPayの入金日の解説記事が便利です。

サービスごとにこんなに違うのね・・・。
うちの支払いの日に間に合うかどうかで考えないと。

職人の選び方|材料代の「支払日」から逆算すると迷わない

ここまで読んで、結局どれが正解なんだ?と思いませんでしたか?
現場仕事のお金の流れには、決まった型があります。

建材店や材料屋さんの掛け払いは「月末締め・翌月末払い」が多く、支払日は毎月ほぼ固定です。
一方で元請けからの入金は、締めから1〜2か月先になる現場も珍しくありません。
その谷間を埋めてくれるのが、個人宅の仕事でその場で受け取るキャッシュレスの売上です。

だから選ぶ基準は「一番速いサービス」ではなく、自分がお金を払う日に、入金が間に合うかです。

📊 6月1日に受け取った売上10万円が「使えるお金」になる日(目安)
バーが短いほど早く使えます
楽天ペイ × 楽天銀行
6/2(1日)
Square × みずほ・三井住友
6/2ごろ(翌営業日)
STORES決済(手動・すぐ依頼)
6/3ごろ(約2日)
エアペイ(カード・みずほ等の3行)
6月中旬(約11日)
PayCAS Mobile
6/30(約29日)
PayPay(通常入金)
7/1ごろ(約30日)
STORES決済(自動)
7/20(約49日)
エアペイ(QRコード決済の分)
7月末ごろ(約60日)
※営業日・月の日数・振込先口座で前後します(PayPayの通常入金はPayPay銀行の場合。その他の銀行は数営業日あとになります)。あくまで目安です。

この図を、自分の支払日と重ねてみてください。
たとえば毎月20日に材料代の引き落としがある方なら、月初の売上が翌月20日に入る仕組みでは、今月の支払いには間に合いません。
逆に、支払いまで日数の余裕がある方は、月1〜2回の入金でも十分やりくりできます。

もうひとつ現実的なのが、組み合わせて使う考え方です。
メインの売上は入金の速いサービスで受け取り、月1回入金のサービスには「翌月まで待てる金額」だけを回す形です。
受け取り方を分けるだけで、資金繰りの綱渡りがぐっと減ります。

ゆうちょ銀行がメイン口座の方は、もうひと工夫です。
エアペイは使えず、PayPayは4営業日後になります。
ゆうちょに登録できるSquareかSTORES決済を選ぶか、事業用に振込の速い銀行口座をひとつ作るか。
この二択で考えるのが現実的です。

夕方、軽トラのそばに立って建材店の請求書とスマホを見比べ、支払日から逆算する職人

入金の速さが大事になるかどうかは、売上の大きさより、毎月の支払いの締切で決まるんです。
まず自分がお金を払う日を書き出してみましょう。

入金を早める方法と損得勘定|手数料の実額で比べる

「もう導入済みで、今の入金が遅くて困っている」という方向けに、早める手段とその値段も並べておきます。
売上10万円を早く受け取る場合の実額です。

手段早さ売上10万円あたりのコスト
PayPayの早期振込申請の翌営業日など0.38%+振込手数料20円(PayPay銀行)または200円(その他)※税別
約400〜580円(税込だと約440〜638円)
Squareの即時入金すぐ(5,000円以上から)1.5%=1,500円
STORES決済の振込依頼(手動)依頼から1〜2営業日10万円以上なら無料(10万円未満は200円・税込)
楽天ペイの入金依頼(楽天銀行以外)依頼から3日後300円(税抜・税込330円)/回

1回ずつは小さく見えますが、毎月2回続けると1年で数千円、多ければ1万円を超えることもあります。
手数料を払って早めるより、最初から入金の速い組み合わせを選ぶほうが、長い目では安上がりです。

👉 PayPayの早期振込は申込手順と落とし穴を早期振込サービスの解説記事にまとめています。

なお、「毎月2回、決まった日に、手数料ゼロで入金される」状態を最初から作れるのがPayCAS Mobileのような決済端末です。
入金日が固定されると、支払いの予定が立てやすくなります。4年以上使う前提のサービスなので、長く現場を続ける方向きです。

👉 PayCAS Mobileの料金・申込みの詳細はこちら(公式サイト)

入金サイクルのよくある質問

クレジットカード決済の入金はいつになりますか?

受け付けるサービスと振込口座の組み合わせで、翌営業日から月1回まで幅があります。
たとえばSquareはみずほ・三井住友なら決済日の翌営業日、エアペイは月6回か月3回、STORES決済は振込依頼から1〜2営業日です。
自分の条件に近い組み合わせは、冒頭の早見表で確認してみてください。

土日祝を挟むと入金は遅れますか?

サービスによって、翌営業日にずれる場合と、前の営業日に前倒しされる場合があります(たとえばエアペイのQR決済の分やPayCASの月末振込は前営業日)。
例外は「PayPay×PayPay銀行」と「楽天ペイ×楽天銀行」の組み合わせで、土日祝日でも入金されます。連休の多い月は、この差が大きくなります。

振込手数料は自分持ちですか?

この記事の6社は、標準の入金なら振込手数料は無料です。
例外は2つだけです。楽天ペイで楽天銀行以外の口座を使うと1回300円(税抜)、STORES決済の手動入金で10万円未満だと200円(税込)かかります。
ちなみに、元請けからの振込で手数料を勝手に差し引かれる話は決済サービスとは別問題です。振込手数料の負担は払う側が原則という解説記事で止め方を書いています。

売上があるのに入金されないときは?

よくある原因は3つです。
①STORES決済で手動入金のまま振込依頼をしていない
②振込予定額が小さい(楽天ペイは振込手数料に満たない金額だと入金されず、STORES決済の振込依頼は1,000円以上から)
③口座情報の不備(エアペイは不備があると通知メールが届きます)

入金された売上の帳簿づけはどうなりますか?

売上は入金日ではなく決済した日で計上し、差し引かれた手数料は分けて記帳するのが基本です。
書き方は決済手数料の勘定科目と仕訳の解説記事でまとめています。

まとめ|入金の速さは「組み合わせ」で決まる

  • 入金の速さはサービス×振込口座の組み合わせで決まる(Square×みずほ・三井住友=翌営業日、楽天ペイ×楽天銀行=翌日、エアペイは一部の銀行のみ月6回)
  • 月1回入金の枠に注意(PayPayの通常入金=最長約1か月・STORES決済の自動入金=最長約50日・エアペイのQR決済の分=最長約2か月)
  • 選ぶ基準は速さ自体ではなく「材料代などの支払日に間に合うか」。速い受け皿と待てる受け皿の併用も有効
  • 早める手数料(0.38%〜1.5%や200〜300円)を払い続けるより、最初から速い組み合わせを選ぶ
  • ゆうちょ銀行メインの方はSquare・STORES決済か、事業用口座の新設を検討(エアペイは登録不可)

各社の締め日や手数料の数字は、この先変わることがあります。
それでも「締め日と振込日で決まる」「支払日から逆算して選ぶ」という考え方そのものは変わりません。

入金の時間差の正体が見えたら、あとは自分の現場に合う受け皿を決めるだけです。

ここまで読んでくださった方は、「入金がいつか」の次に「手数料・端末代・使える決済の種類」も気になってくるはずです。
下の2記事を読めば、決済選びの全体像がほぼ完成します。

📌 あわせて読みたい

入金以外の軸(手数料・端末代・対応する決済の種類)まで含めた端末選びの本丸と、PayPayの入金日を日付で確認できるシミュレーター記事です。

👉 個人事業主の決済端末はマルチ対応1台で完結|PayPay QR・Square・PayCAS Mobile 比較

👉 PayPayの入金は遅い?締め日と銀行別の入金日を解説【PayPay銀行なら翌日】

「入金日を待つ」のではなく「自分のタイミングで振込依頼する」受け取り方に変えられるのがSTORES決済です。
10万円以上ためてから引き出せば手数料もかかりません。
アカウント作成は無料です。使うと決めたら審査の申込みまで済ませておくと、使いたい月からすぐ受け付けられます。

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