こんにちは、ゆうペイです!
この記事は、店舗を持たずにお客様の家や現場で代金を受け取る個人事業主の目線で、決済端末を無料(0円)で始める方法を比べる話です。
工事が終わって、玄関先で「カードで払ってもいいですか?」と聞かれる場面。
端末を買おうと調べると、数万円する機械が並んでいて手が止まります。
そこで「決済端末 無料」と検索すると、今度は「0円」の文字がずらりと並びます。
ところがその0円には、4年の契約が付いているもの、年間契約のプランに入った人だけのもの、もう終わったキャンペーンが混ざっています。

0円と書いてあると飛びつきたくなりますよね。
でも、あとで解約金を取られたり、毎月お金がかかったりしないか心配です。
☝️結論から言うと、決済端末を0円で始める方法は3つです。
①専用の端末を使わない(PayPayのQRコード・Squareのスマホ決済)
②端末を無料で借りる(Airペイ・STORESの年間契約。やめたら返す)
③端末を無償で提供してもらう(PayCAS Mobile。出荷月から49か月目の末までにやめると違約金)
どれも0円なのは端末代だけで、毎月の固定費・手数料・やめるときのお金は別です。
そしてお客様の家で代金を受け取る仕事なら、料金より先に「その場所で決済サービスを使えるか」を確かめましょう。
この記事では、外回りで代金を受け取る個人事業主向けに、
- 「決済端末 無料」で出てくる7つのサービスの条件と縛り
- 4年でいくら払うか(カード払いの金額を入れて試せます)
- 代金を受け取る場所・お客様の払い方・電波の3つの確かめ方
☝️を、玄関先や現場で代金を受け取る場面に当てはめてお話しします。
「0円」の言葉に引っ張られずに、自分の仕事で損をしない始め方を選びたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
決済サービスの多くは、登録したお店で使う前提の決まりになっています。
規約で確かめられた範囲では、PayPayもAirペイも、登録した店舗以外の場所で代金を受け取るには事前の承諾が要ります。
stera tapは、工事・施工の仕事では申し込めません。
申し込む前に、仕事の内容と代金を受け取る場所を伝えて、その使い方ができるかを確かめておきましょう(詳しくは4章で書きます)。
※本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれます。
1. 決済端末を0円で始める3つの方法|端末を使わない・借りる・提供してもらう
同じ「0円」でも、中身はまったく違います。
まずは3つに分けて、どこにお金が隠れているかを見ておきましょう。
🧾 0円で始める3つの方法と、裏でかかるお金
① 専用の端末を使わない
例:PayPayのQRコード(QRを置くだけ)/Square(手持ちのスマホでカードのタッチ決済とQR払い)
裏でかかるもの:決済ごとの手数料。
そのかわりお客様が使える払い方が限られます
② 端末を無料で借りる
例:Airペイ(カードリーダーを貸し出し・新規の1台目)/STORES(年間契約のスタンダードだけ貸し出し)
裏でかかるもの:やめたら返す手間。
STORESは月3,300円(税込)の年間契約
③ 端末を無償で提供してもらう
例:PayCAS Mobile(PayPayもカードも電子マネーも1台)
裏でかかるもの:毎月の固定費(カード・QR=月2,178円/電子マネーも=月3,300円・いずれも税込)と、出荷月から49か月目の末までにやめたときの違約金
🗓 このほかに期間限定のキャンペーンがあります(PayCASのお試し=基本の月額が最大6か月無料/楽天ペイの端末0円=2026年6月30日で終了)。
ここで押さえておきたいのは、どの0円も「端末代が0円」というだけだという点です。
毎月の固定費や手数料、途中でやめたときのお金は別にかかります。
専用の端末が要るかどうかは、お客様の払い方と手持ちのスマホで決まります。
PayPayだけで足りるならQRコードを置くだけ、カード(タッチ決済)とQR払いならSquareのアプリを入れたスマホだけでも始められます。
PayPayと端末の関係はスマホ決済端末の3種類をまとめた記事で書いています。
2. 「決済端末 無料」で出てくる7サービスを比較(2026年10月時点)
「無料」「0円」で検索して出てくる主なサービスを、公式の料金ページと利用条件をもとに並べました。
端末代だけでなく、毎月の固定費と、やめるときの扱いまで横に並べています(月額はすべて税込)。
手数料と月額だけで端末を選ぶ比較は月額と手数料で選ぶ決済端末の比較で書いています。
👉 表は横に動かせます(スマホでは右側に「やめるとき」「お客様が使える払い方」があります。サービス名の列は動かしても残ります)
| サービス | 端末の0円 | 毎月の固定費(税込) | やめるとき | お客様が使える払い方 |
|---|---|---|---|---|
| PayPay(QRコード) | 端末なし(QRを置くだけ) | 0円 | 公式の料金一覧に解約金の項目なし | PayPayだけ |
| Square(スマホで決済) | 端末なし(iPhone XS以降か、対応するAndroidが自前) | 0円 | 違約金なし(公式) | タッチ決済のカード・Apple Payなど/QR払い(PayPayなど7種類。別途申込と審査)/電子マネーは不可 |
| PayCAS Mobile | 端末を無償提供 | カード・QRは1台2,178円(税別1,980円・通信費込み)/電子マネー払いも受け付けるなら3,300円(税別3,000円) | 出荷月から49か月目の末までは違約金(1台16,500〜66,000円) | カード・QR(PayPayほか)・電子マネー |
| Airペイ | カードリーダーを無料で貸し出し(新規の1台目) | 0円(iPhoneかiPadが自前) | 端末は返却。契約は1年ごとの自動更新 | カード・電子マネー・QR |
| STORES 決済 | 年間契約のスタンダードだけ1台無料で貸し出し | 3,300円(年間契約) | 端末は返却。年間契約は途中でやめても返金なし | カード・電子マネー・QR |
| 楽天ペイ | 0円キャンペーンは2026年6月30日で終了。今は購入 | ライト0円/スタンダード2,200円 | ライト・スタンダード(中小向けの料金プラン)は、契約した月の3か月後の月末まで解約できない | カード・電子マネー・QR |
| stera tap | 端末なし(スマホが自前) | 公式の費用欄に月額の記載なし | 違約金なし(iPhone版の公式FAQ) | タッチ決済のカードだけ ※設計・工事・施工は申込不可 |
※表のサービス名から各社の公式ページに移動できます。2026年10月8日〜12日に各社の公式ページ・利用条件で確認した内容です。料金やキャンペーンは変わることがあります。
表を見て、まず3つだけ覚えておいてください。
- 楽天ペイの「端末0円」キャンペーンは、もう終了しています。公式トップには0円の表示がまだ残っていますが、キャンペーンのページには「2026年6月30日で終了」とあります
- stera tapは、建設の仕事では申し込めません。申し込めない業種に「設計・工事・施工」と「訪問販売・サービス」がはっきり書かれています
- 端末代0円の裏には契約があります。AirペイとSTORESの端末はやめたら返す借り物、PayCASは端末代が0円の代わりに、出荷月から49か月目の末までにやめると端末代にあたる違約金がかかります
PayPayもカードも1台で受け付けたいなら、端末代0円のPayCAS Mobileが候補の筆頭です。
端末に回線とプリンターが入っているので、Wi-Fiのない現場でもそのまま決済して、支払いの控えを渡せます。
月額はカード・QRで2,178円(税込)、交通系ICなどの電子マネー払いも受け付けるなら3,300円(税込)です。
「カードは使えますか?」と聞かれて「すみません、うちはカードは…」と断る場面が、1台で消えます。
今はお試しキャンペーンで、基本の月額が最大6か月無料。
合わなければ、所定の期限までに解約し、端末・付属品・外箱の返送条件をすべて満たせば、違約金はかかりません(条件は3章のお試しの説明で書きます)。
👉 PayCAS Mobileの料金とお試しキャンペーンを見る【公式サイト】
3. 本当に0円?4年で払うお金をカード払いの金額で比べる
使い続けるお金|4年の合計を試算する
端末代が0円でも、毎月の固定費と決済の手数料は、4年たてば積み上がります。
下の計算ツールに、1か月にお客様がカード(Visa・Mastercard)で払う金額を入れてみてください。
割引の条件は人によって違うので、切り替えて比べられるようにしています。
🧮 4年で払うお金シミュレーター(カード払い)
1か月にお客様がVisa・Mastercardで払う合計金額を選んでください。
※毎月の固定費(税込)とVisa・Mastercardの決済手数料を合わせた計算です。2026年10月時点の各社公式の料金(下の一覧)が48か月変わらないと仮定した概算で、QR払い・電子マネーの手数料、お試しキャンペーン、解約金、iPhone・iPadなど自前の機器の代金は含めていません。
計算に使った料金(2026年10月時点・公式):
- Square:月額0円・Visa/Mastercard 2.5%(主要カードの対面の場合。2.5%になる条件は、中小企業であること、上場企業や企業グループに属していないこと、年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満であること、Visaを新しく受け付けることなど。当てはまらない場合は3.25%。QR払いは3.25%)
- Airペイ:月額0円・3.24%(決済手数料ディスカウントプログラムが適用されれば対象カードが2.48%。電子マネー・QRは対象外)
- PayCAS Mobile:月額2,178円(税別1,980円)、電子マネー払いも受け付けるなら3,300円(税別3,000円)・Visa/Mastercard 2.48%(中小事業者応援プログラムの適用時。初めてカード決済を導入する中小事業者で、Visa・Mastercardが年間2,500万円未満などが条件。企業間取引など対象外の業種あり。当てはまらないと2.80%)
- STORES 決済:月額3,300円(年間契約)・Visa/Mastercard 1.98%(中小特別料率の適用時。中小企業者で、年間の決済総額が3,000万円未満などが条件。JCBなどは2.38%)
毎月の固定費とVisa・Mastercardの手数料を合わせて比べると、月のカード払いが少ないうちは、固定費のかからないSquareとAirペイが安く収まります。
月10万円なら、Airペイの割引が使える場合はAirペイ、使えない場合はSquareがいちばん安くなります。
金額が増えるとSTORESの年間契約が逆転し、4社の中でいちばん安くなる境目の目安は、Airペイの割引なしなら月約63.5万円(Squareより安くなる金額)、割引ありなら月66万円(Airペイより安くなる金額)です。
自分の金額で比べてみてください。
ただし、Squareが端末なしで受け付けられるのはタッチ決済のカードとApple Payなど、それにPayPayなどのQR払いで、電子マネー払いは受け付けられません。
住宅のリフォームや修繕は、売上の一部を一時的に預かられることがある業種でもあります(このあと書きます)。
PayCAS Mobileは、安さで選ぶ端末ではありません。
PayPay・カード・電子マネーの支払いを1台で受け付けられて、通信回線とプリンターも端末に入っています。
その便利さに、月2,178円(税込)、電子マネー払いも受け付けるなら月3,300円(税込)を払う端末です。
月額だけを4年分足すと、PayCASは約10.5万円(電子マネー払いも受け付けるなら約15.8万円)、STORESは約15.8万円になります(どれも税込)。



端末代が0円でも、固定費と手数料を合わせると4年で20万円を超えることがあるんですね…。
やめたくなったら、すぐやめられるんでしょうか?
やめるときのお金|PayCAS Mobileの違約金
PayCAS Mobileの端末は無償で提供されますが、出荷月から49か月目の末までに解約すると、端末代にあたる違約金がかかります。
公式カタログに載っている金額は、端末を出荷した月を1か月目として数えて、次のとおりです(1台あたり・不課税)。
📉 PayCAS Mobileを途中でやめたときの違約金(1台あたり・不課税)
※公式カタログ(2026年9月10日時点)より。出荷月は端末が発送された月(届いた月ではありません)。49か月目の末を過ぎたあとの解約は、違約金の対象期間の外になります。
基本の月額1,980円(税別)は、決済がなかった月にもかかります。
売上から差し引けない月は、請求書が届く仕組みです。
まず試してみたい方には、公式のお試しキャンペーンがあります。
端末を出荷した月の翌月から、基本の月額(1,980円・税別)が最大6か月無料になります。
電子マネー払いも受け付けるなら、その追加分(1,020円・税別)は無料期間中もかかります。
期間内に解約を終えて(不備のない解約届が、解約したい月の20日までに届くように出します)、解約した月の翌月末までに、外観の破損や故障がなく正常に動く端末を、付属品・外箱とそろえて返送すれば、違約金はかかりません(送料は自分持ち)。
ただし、途中で通常の料金プラン(公式の呼び名は「特別セットプラン」)に切り替えたあとに解約すると、違約金がかかります。
また、お試しは1店舗につき端末1台までで、端末を追加すると、その時点でお試し期間は終わります。
お試し期間中の手数料は、Visa・Mastercardが2.92%(非課税)、PayPayが3.24%(税別)です(中小事業者応援プログラム適用の場合)。
期間が終わると、それぞれ2.48%・2.80%に戻ります。
Visa・Mastercardの合計が月約49.5万円を超える人は、月額が無料になる分より手数料の上乗せのほうが大きくなります。
また、お試しキャンペーンは新しく申し込む人が対象で、「あんしんプラス」(月額を上乗せして手数料を下げるプラン)とは一緒に申し込めません。
キャンペーンは予告なく終わることがあるので、お試しキャンペーンを使うなら早めに申し込んでおきましょう。
料金の全体と、やめどきの損得はPayCAS Mobileの口コミ・評判・解約金を正直に解説した記事にまとめています。
AirペイとSTORESの0円の端末は借り物|やめるときは返す
Airペイは「0円スタートプログラム」で、カードリーダー(通常は1台27,720円・税込)を無料で借りられます。
条件は、Airペイに新しく申し込む1台目であることと、申し込んだ月の6か月後の月末までに審査を通ることです。
- iPhoneかiPadは自分で用意します(Androidのスマホでは使えません)
- 届いた月を含めて6か月の保証が過ぎたあとの故障は、交換に27,720円(税込)かかります
- 契約は1年ごとの自動更新で、6か月以上Airペイを使わないと契約を解除されることがあると規約にあります
STORES 決済で端末を無料で借りられるのは、年間契約のスタンダード(月3,300円・税込)だけです。
月ごとの契約や無料のフリープランでは、端末を27,720円(税込)で買います。
解約するときは端末を返し、返せないと40,000円がかかります。
年間契約は、途中でやめても残りの月の返金はありません。
手数料の細かい条件は、エアペイの手数料の記事とSTORES決済の手数料と評判の記事で書いています。
4. 外回り・訪問の仕事で確かめる3つのこと|代金を受け取る場所・払い方・電波
比較サイトの多くは、レジのあるお店を前提に書かれています。
お客様の家や現場で代金を受け取る仕事なら、次の3つを、この順番で確かめておくと失敗しません。
📝
① 代金を受け取る場所
お客様の家で代金を受け取る使い方が、規約や申込条件に合うか
💳
② お客様の払い方
PayPayだけか、カードとQRか、電子マネーまで要るか
📶
③ 電波
端末が自分で通信するか、スマホの電波を使うか
① 代金を受け取る場所|お客様の家で決済サービスを使えるか
0円の条件より先に、自分の仕事と代金を受け取る場所で、そのサービスを使えるかを見ておきましょう。
規約に関わることなので、ここだけは申し込む前に確かめてください。
- PayPay → 加盟店規約は、登録した店舗以外の場所でQRコードを見せることを、PayPayの事前の承諾なしには認めていません。公式ヘルプも、店舗以外の場所でPayPayを使うには店舗の追加(審査あり)か新規の加盟店契約が必要と案内しています
- Airペイ → 加盟店規約に、事前の承諾がある場合を除き、届け出た店舗以外で決済してはならないという条文があります。特定商取引法で「訪問販売」にあたる取引は扱えない、という条文もあります。呼ばれて伺う修理や工事がどう扱われるかは、公式には書かれていません
- stera tap → 申し込めない業種に「設計・工事・施工」「訪問販売・サービス」と明記されています(同じ会社のstera packも工事・施工は申し込めません)
- Square → 住宅の建築・リフォームや修繕は、売上の一部を一時的に預かる「中途保留」がかかりやすい業種として、公式ヘルプに挙がっています
- STORES → 申し込みで「訪問販売」などの売り方の有無を確認しています。そのうえで公式FAQは、事前に契約が成立したサービスを、お客様の自宅などに訪問して提供・決済する場合は訪問販売にあたらない、と案内しています
PayPayやAirペイを使うなら、申し込む前に、仕事の内容と代金を受け取る場所(お客様の家・現場)を各社に伝えて、必要な登録や承諾の手続きを確かめておきましょう。
「お客様の家で払ってもらうこと」と「訪問販売という売り方」は同じではありませんが、個別の工事でそのサービスを使えるかの保証にはならないので、仕事の内容・契約の仕方・代金を受け取る場所を伝えて確かめてください。
審査の考え方はPayPay加盟店の審査(期間・店舗なしの登録・落ちた後の道)で書いています。
PayPayとPayCAS Mobileは、申し込みのときに店舗の外観と内観の写真を出します。
店舗がない場合について、PayPayの公式ヘルプは「実店舗がない場合でも、1店舗は『実店舗』として登録」と案内しています。
写真のそろえ方はPayPay加盟店の登録方法の記事、代金の受け取り方ごとの注意はPayPay for Businessアプリで代金を受け取る3通りと確認2か所の記事で書いています。
② お客様の払い方|PayPayだけか、カードとQRか、電子マネーまでか
お客様にPayPayで払いたい人が多いなら、QRコードを置くだけのPayPayで足ります。
カードとQR払いなら、Squareのアプリを入れたスマホだけでも受け付けられます。
スマホのタッチ決済で受け付けられるのは、タッチ決済に対応したカードとApple Payなどで、PayPayなど7種類のQR払いは同じアプリの別の機能で受け付けます(別途申込と審査・手数料3.25%税込)。
交通系ICやiDなどの電子マネー払いは、スマホだけでは受け付けられず、Squareは端末(Squareリーダー4,980円・税込)を使うよう案内しています。
電子マネー払いまで受け付けたいなら、1台で受け付けられる端末(PayCAS Mobile・Airペイ・STORES)が向いています。
iPhoneでタッチ決済を受け付ける場合の弱点はiPhoneのタッチ決済でカード払いを受ける記事にまとめています。
そもそもカード払いをどう始めるか(決済代行・審査・費用)は個人事業主のカード決済の始め方をまとめた記事で書いています。


③ 電波|端末が自分で通信するか
PayCAS Mobileは、端末にSoftBankの回線が入っていて、Wi-Fiがなくても決済できます(通信費は月額に込み)。
SoftBankの電波が届かない場所では、端末をWi-Fiにつないで使う設定もあります(Wi-Fiは自分で用意・PayCAS公式のよくある質問)。
Squareとstera tapは、手持ちのスマホ(iPhoneまたはAndroid)の電波で決済します。
Airペイは、手持ちのiPhoneかiPad(Androidは使えません)の電波で決済します。
STORESで無料で借りる決済端末2は、自分で携帯回線にはつながりません。
Wi-Fiにつないで端末だけで使う方法と、STORESのアプリを入れたスマホとBluetooth(無線)でつないで使う方法があり、外ではスマホとつなぐ方法も選べます(初期設定や端末の更新にはWi-Fiが必要・公式の仕様)。
どの方法も、通信できない場所では決済できません。
携帯回線が圏外でも、Wi-Fiにつながれば決済できます(スマホやiPadで決済する方法も、PayCASの端末も同じです)。
Squareのスマホのタッチ決済は、通信がないときに使える「オフライン決済」の対象外です(Square公式)。
端末の通信の違いは決済端末の通信を3タイプに分けた記事で詳しく書いています。
5. 選ぶ順番|あなたに合う「0円」の始め方
ここまでの話を、選ぶ順番にまとめました。
料金を比べるのは最後です。
🧭 0円の始め方|選ぶ順番
・PayPayだけで足りる → PayPayのQRコード
・カード払いとQR払いも受け付ける → Square・Airペイ・STORES・PayCASを比べる(カードがタッチ決済で足りるなら、Squareはスマホだけで始められる)
・カードを差し込む払い方も要る → Airペイ・STORES・PayCASの端末を比べる(Squareはリーダーを4,980円・税込で買う方法)
・電子マネーも要る → 同じ3社で、対応する払い方と追加の月額も確かめる
払い方はほぼPayPay|端末なしのQRコードで0円
お客様から聞かれるのがPayPayばかりなら、端末を探す必要はありません。
PayPayは初期費用も機器の費用も0円で、届いたQRコードをお客様に読み取ってもらって代金を受け取ります。
毎回かかるのは決済ごとの手数料(1.98%・税別)です。
売上を確かめるためのスマホは、手持ちのものを使います。
お客様の家でQRを見せる使い方は、さきほどの規約の決まりにかかわるので、申し込む前に確かめておきましょう。
「PayPayで払えますか?」と聞かれて「すみません、現金か振込で…」と頭を下げる場面は、QRコード1枚でなくせます。
端末代は0円、公式の料金一覧では月額も0円なので、決済がなかった月も固定費はかかりません。
カードとQR払い|スマホだけで足りるか、専用の端末が要るか
カード払いは月に数件で、タッチ決済とQR払いで足りるなら、Squareのアプリを入れたスマホだけで手間が少なく始められます。
iPhone(XS以降)か、対応するAndroidのスマホにカードをかざしてもらう形で、端末代も月額もかかりません(手数料は主要カードで2.5%=条件あり、QR払いは3.25%)。
今のスマホが対応しているかは、Squareの対応機種のページで確かめられます。
ただ、さきほどのとおり、住宅のリフォームや修繕は売上の一部を一時的に預かられることがある業種です。
入金を当てにした支払いが近いときは、余裕を見ておきましょう。
👉 Squareの無料アカウントを作る【公式サイト】
Squareの手数料と入金の条件はSquareの手数料の記事で書いています。
カードを差し込んで払うお客様もいるなら、専用の端末が要ります。
AirペイとSTORESも、カード払いとQR払いを受け付けられる候補です(電子マネーまでの比べ方は次で書きます)。
1件の金額が大きいリフォームや設備の仕事で、紙の控えもその場で渡したいなら、回線とプリンターが入ったPayCAS Mobileの1台にまとめる価値があります。
そのかわり、月2,178円(税込)の固定費と、出荷月から49か月目の末までの違約金は外せません。
すでにPayPayの紙のQRで代金を受け取っている人は、PayCASを発送した月の翌月末に、紙のQRの契約が自動で止まります。
そのあと、発送した月の翌々月末までに、PayPay for Businessから自分で解約の手続きもします。
切り替えたあとは、お客様のPayPay払いもPayCASの端末で受け付けます。
そのときPayPayの手数料は、PayCASの基本の月額(1,980円・税別)のままなら2.80%(税別)です。
中小事業者応援プログラムの対象で、PayCASの新規申し込みのときに「あんしんプラス」に加入すれば、PayPayの手数料を1.98%(税別)にできます。
その場合の月額は、1店舗1台で合計3,960円(税別)です(あとからの追加申し込みはできないと公式カタログにあります)。
出荷月から49か月目の末まで違約金がかかることを踏まえてPayCASを続けて使えるか、月の固定費を払っても代金を受け取る手間が減るかで決めましょう。
👉 PayCAS Mobileの申し込み・お試しキャンペーン【公式サイト】
カードの差し込みや電子マネーまで|Airペイ・STORES・PayCASを比べる
カードの差し込みや、交通系ICやiDなどの電子マネー払いまで受け付けたいなら、選べるのは、それを1台で受け付けられる端末です。
- PayCAS Mobile:カード・QRだけなら月2,178円、電子マネー払いも受け付けるなら月3,300円(いずれも税込)。回線とプリンター入りの1台で、スマホは要りません
- Airペイ:月0円。カードリーダーを無料で借り、手持ちのiPhoneかiPadで決済します。手数料は3.24%が基本で、割引が適用されると対象カードが2.48%になります
- STORES 決済:年間契約で月3,300円(税込)。端末を無料で借ります。外ではスマホとつなぐ方法も選べます(初期設定と更新にはWi-Fiが必要)。手数料はVisa・Mastercardが1.98%(中小特別料率の適用時)
Visa・Mastercardの手数料と月額で比べると、月のカード払いが少ないうちは、固定費のかからないAirペイが安く収まります。
STORESの年間契約のほうが安くなるのは、Airペイの割引が適用されない場合は月26万円ほど、適用される場合は月66万円ほどを超えたあたりからです。
PayCASは、電子マネー払いも受け付けると月額がSTORESと同じ3,300円(税込)で、手数料はSTORESより高めなので、決め手は「スマホなしの1台で回線とプリンターまで入っている」便利さです。
どれも、さきほどの、代金を受け取る場所の条件を先に確かめてから選びましょう。
6. よくある質問(決済端末の無料・0円)
Q1. 0円の端末は、やめたら返すのですか?
AirペイとSTORESは、解約したら返します。
STORESは、返せないと40,000円がかかります。
PayCAS Mobileの端末は無償で提供されるもので、出荷月から49か月目の末までに解約すると、端末代にあたる違約金(1台16,500〜66,000円)がかかります。
お試しキャンペーンなら、所定の期限までに解約し、端末・付属品・外箱の返送条件をすべて満たせば、違約金はかかりません(次のQ2で書きます)。
Q2. 端末をお試しで使ってみて、合わなければやめられますか?
PayCAS Mobileのお試しキャンペーンなら、やめられます。
端末を出荷した月の翌月から数えて6か月目の月末までに解約を終えて(不備のない解約届が、解約したい月の20日までに届くように出します)、解約した月の翌月末までに、外観の破損や故障がなく正常に動く端末を、付属品・外箱とそろえて返送すれば、違約金はかかりません。
付属品や外箱がそろっていない、壊れているといった場合は、違約金がかかります。
途中で通常の料金プラン(公式の呼び名は「特別セットプラン」)に切り替えたあとに解約すると、違約金がかかります。
また、お試しは1店舗につき端末1台までで、端末を追加すると、その時点でお試し期間は終わります(公式の免除条件)。
Q3. 店舗がなくても申し込めますか?
PayPayの公式ヘルプは「実店舗がない場合でも、1店舗は『実店舗』として登録」と案内しています。
登録の仕方と写真のそろえ方はPayPay加盟店の登録方法の記事で書いています。
ただし、お客様の家で代金を受け取るのは登録した店舗以外での利用にあたるので、事前の承諾が要ります。
PayCAS Mobileも申し込みで店舗の外観・内観の写真を出します。
店舗がない場合の扱いは、公式には書かれていません。
Q4. 楽天ペイの「端末0円」キャンペーンは、もう使えないのですか?
楽天ペイ ターミナルとカードリーダーの0円キャンペーンは、2026年6月30日で終了しました。
今は審査に通ったあと、加盟店の管理画面から端末を買う形です。
公式トップには0円の表示が残っているので、キャンペーンのページで期間を確かめましょう。
楽天ペイの手数料は楽天ペイの手数料の記事で書いています。
Q5. 端末なしのスマホ決済で、電子マネー払いも受け付けられますか?
受け付けられません。
Squareの公式は、交通系ICやiDなどの電子マネー払いはスマホのタッチ決済(iPhoneもAndroidも)では受け付けられず、受け付けるならSquareリーダー(4,980円・税込)などの端末を使うよう案内しています。
カードとPayPayなどのQR払いまでなら、Squareのアプリを入れたスマホだけで受け付けられます(QR払いは別途申込と審査)。
電子マネー払いまで1台で受け付けたいなら、PayCAS Mobile・Airペイ・STORESのような端末を選びましょう。
7. まとめ|「0円」は端末代だけ。お客様の家で決済できるかを先に確かめ、4年で払うお金で選ぶ
決済端末の「無料」は端末代だけの話で、毎月のお金と縛りは別です。
そして訪問の仕事では、自分の仕事と代金を受け取る場所で、その決済サービスを使えるかを先に確かめることがいちばん大切です。
- 0円で始める方法は3つ。専用の端末を使わない(PayPayのQR・Squareのスマホ決済)/端末を無料で借りる(Airペイ・STORESの年間契約)/端末を無償で提供してもらう(PayCAS)
- 端末を使わない方法は、返却や端末の違約金の心配がない。そのかわりお客様が使える払い方が限られる(Squareのスマホはタッチ決済のカードとQR払いまで、電子マネーは不可)
- 借りる端末は、やめたら返す。PayCASは月2,178円(税込)、電子マネー払いも受け付けるなら月3,300円(税込)で、出荷月から49か月目の末までの解約は最大66,000円の違約金
- 4年で払うお金は、カード払いの金額と割引の条件で順番が入れ替わる。上の計算ツールで自分の金額を入れて比べる
- 外回りの仕事では、代金を受け取る場所・お客様の払い方・電波の順に確かめる(PayPay・Airペイは店舗以外での利用に承諾が要る、stera tapは工事・施工が申し込めない)
キャンペーンの金額や期限は、これからも変わります。
それでも「0円の裏で何を払うか」を足して比べる見方は変わりません。
PayPayだけで足り、代金を受け取る場所の条件を満たせるなら、まずはPayPayのQRコードから。
カードも求められるなら、対応スマホだけで始められるSquareも比べましょう。
カードの差し込み・電子マネー・紙の控えまで要るなら、Airペイ・STORES・PayCASなどの端末を比べます。
あとからPayCASを足す場合は、PayPay払いもPayCASの端末で受け付ける形にまとまり、PayPayの手数料は1.98%から2.80%に上がる(応援プログラムの対象で、新規申し込み時にあんしんプラスに入れば1.98%)点だけ覚えておきましょう。
あとは自分の現場に合う1つを選んで、申し込むだけです。
現金か振込しか言えずに、玄関先で「また今度でいいですよ」と気をつかわせる場面は、PayPayのQRで減らせます。
代金を受け取る場所の条件を確かめ、審査と必要な手続きを終えれば、現金・振込に加えてPayPayで代金を受け取れるようになります(始めるまでの期間は、審査や書類の状況で変わります)。
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